ニシノスイドウ
西野水道
6年の歳月と1275両をかけてノミだけで掘り抜かれたトンネル
西野水道(にしのずいどう)は、西野の西山という山の麓に、琵琶湖へ向かって貫かれている高さ約2m、幅約1.5m、長さ約250mの排水用の岩穴のトンネル。
今から170年前(1840年)、たびたび洪水に見舞われていた西野地区を、洪水から守るために、充満寺の第11世・恵荘上人の発起により行われた土木事業です。能登、伊勢から石工を招き、実に6年の歳月(1840年~1845年)と1275両をかけてノミだけで掘り抜かれた手堀りの岩穴のトンネルです。
1950年(昭和25年)に新たな水路が掘られ、1980年(昭和60年)にはその南側に大規模な放水路が完成しました。初代の水路は、1984年(昭和59年)に滋賀県指定史跡に指定されています。
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